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個人用の技術メモ。python・ROS・AI系のソフトウェア・ツールなどの情報を記載

Virtual Box (Ubuntu) の導入

この記事の目的

 Windows 10 PCにVirtual Box + Ubuntu 16を導入する方法をまとめる  (グラフィック関係のトラブルシューティングと共有フォルダ・コピペ設定などを含む)

1. 仮想PCツールについて

VmwareとVirtualboxではどちらがレスポンスが上?。低スペックでもとりあえず使える最近のVM | アロエのおうち

代表的な仮想PCツールとしてVirtual BoxとVMWareがある。

上述の記事のように性能的にはややVMWareが優勢。 ただし、Virtual Boxは拡張機能をインストールしなければ商用でも無料で利用できる。 上記を考慮してVirtual Boxをインストールする。

2. VirtualBox導入方法

1. OSのISOファイルの取得

通常のUbuntuのインストールと一緒 (日本語版のISOを下記からダウンロード) www.ubuntulinux.jp

2. VirtualBoxのダウンロードとインストール

下記からWindows用のインストーラーをダウンロードしてインストール

www.oracle.com

メモリ容量などはPCスペックに応じて設定する

3. Ubuntuのインストール

上記でダウンロードしたISOを下記から設定して読み込ませる。

f:id:sd08419ttic:20200223003839p:plain

仮想PCを起動し、通常のUbuntuと同様にインストールする。 インストール後再起動するときには、ISOファイルの設定を元に戻しておく。

画面が正しく表示されない場合は下記コマンドを実行

sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade

再起動後、low-graphic mode error が出た場合はCtrl+Alt+F1でコンソールモードに移行して下記コマンドを実行

sudo apt -y purge ubuntu-desktop
apt -y purge lightdm
sudo apt-get install tasksel
sudo tasksel install ubuntu-desktop

4. ネットワーク設定

インストール後はWindows PCのネットワークが設定されている場合はUbuntuからもネット接続できる。 ただし、Proxyがある場合はシステム設定から別途設定する必要がある。

5. Windows/Ubuntu間の共有フォルダの設定

WindowsUbuntuでファイルの受け渡しができるように共有フォルダを設定できる。 まず、共有フォルダの場所をVirtual Boxの下記画面で設定する。

f:id:sd08419ttic:20200223004345p:plain

次に、Ubuntuに追加のドライバをインストールする。Virtual Boxの『Guest Addtions CDイメージの挿入』を選択する

f:id:sd08419ttic:20200223004615p:plain

ディスク挿入時にインストールを促されるので、ドライバをインストールする。

その後下記コマンドを入力し、共有フォルダをマウントする。

sudo su -
sudo gpasswd -a [アカウント名] vboxsf
#  (アカウント名は users コマンドで確認できる)

再起動後にWindowsUbuntuで共有フォルダが設定できていることを確認できる。 f:id:sd08419ttic:20200223225430p:plain

6. コピーアンドペーストの設定

WindowsUbuntu間でコピーアンドペーストを許可する設定はVirtualBoxの設定⇒一般⇒高度で変更できる。 f:id:sd08419ttic:20200223225650p:plain

『ホストOSからゲストOSへ』でWindowsからUbuntuへコピペができる。 『双方向』だとその逆も可能となる。