Virtual Box (Ubuntu) の導入
この記事の目的
Windows 10 PCにVirtual Box + Ubuntu 16を導入する方法をまとめる (グラフィック関係のトラブルシューティングと共有フォルダ・コピペ設定などを含む)
1. 仮想PCツールについて
VmwareとVirtualboxではどちらがレスポンスが上?。低スペックでもとりあえず使える最近のVM | アロエのおうち
代表的な仮想PCツールとしてVirtual BoxとVMWareがある。
上述の記事のように性能的にはややVMWareが優勢。 ただし、Virtual Boxは拡張機能をインストールしなければ商用でも無料で利用できる。 上記を考慮してVirtual Boxをインストールする。
2. VirtualBox導入方法
1. OSのISOファイルの取得
通常のUbuntuのインストールと一緒 (日本語版のISOを下記からダウンロード) www.ubuntulinux.jp
2. VirtualBoxのダウンロードとインストール
下記からWindows用のインストーラーをダウンロードしてインストール
メモリ容量などはPCスペックに応じて設定する
3. Ubuntuのインストール
上記でダウンロードしたISOを下記から設定して読み込ませる。
仮想PCを起動し、通常のUbuntuと同様にインストールする。 インストール後再起動するときには、ISOファイルの設定を元に戻しておく。
画面が正しく表示されない場合は下記コマンドを実行
sudo apt-get update sudo apt-get upgrade
再起動後、low-graphic mode error が出た場合はCtrl+Alt+F1でコンソールモードに移行して下記コマンドを実行
sudo apt -y purge ubuntu-desktop apt -y purge lightdm sudo apt-get install tasksel sudo tasksel install ubuntu-desktop
4. ネットワーク設定
インストール後はWindows PCのネットワークが設定されている場合はUbuntuからもネット接続できる。 ただし、Proxyがある場合はシステム設定から別途設定する必要がある。
5. Windows/Ubuntu間の共有フォルダの設定
WindowsとUbuntuでファイルの受け渡しができるように共有フォルダを設定できる。 まず、共有フォルダの場所をVirtual Boxの下記画面で設定する。
次に、Ubuntuに追加のドライバをインストールする。Virtual Boxの『Guest Addtions CDイメージの挿入』を選択する
ディスク挿入時にインストールを促されるので、ドライバをインストールする。
その後下記コマンドを入力し、共有フォルダをマウントする。
sudo su - sudo gpasswd -a [アカウント名] vboxsf # (アカウント名は users コマンドで確認できる)
再起動後にWindowsとUbuntuで共有フォルダが設定できていることを確認できる。
6. コピーアンドペーストの設定
WindowsとUbuntu間でコピーアンドペーストを許可する設定はVirtualBoxの設定⇒一般⇒高度で変更できる。